「同じような調査を依頼したのに、探偵事務所ごとに見積もりが全然違う…これってどうして?」と疑問に感じたことはありませんか?調査内容はほぼ同じなのに、料金が数万円〜数十万円も開くこともあって、どこを信用すればいいか迷ってしまいますよね。
でも、実は探偵業界では、料金設定に明確な統一基準がないため、見積もりに差が出るのはある意味当然とも言えるんです。ここでは、探偵の見積もりに差が出る主な理由と、損をしないための比較のコツをお伝えしますね。
探偵ごとに「料金体系」がそもそも違う
まず大きな理由として、料金体系の違いがあります。ある探偵事務所は「時間単位」、別のところは「成功報酬型」や「パック料金制」など、料金の考え方そのものが違うんです。
たとえばA社は「1時間8,000円×調査員2人×5時間=8万円」とシンプルな時間計算式を使っている一方、B社は「1日パック制」で12万円提示、C社は「証拠が撮れたら報酬加算」の成功報酬型で見積もり15万円…といった具合に、提示の仕方で印象も料金も変わってきます。
使用する機材・人員数・調査の難易度が異なる
同じ「浮気調査」でも、探偵によって使う機材や人員配置が違うと、当然コストにも差が出ます。
たとえば、高性能な望遠カメラやナンバー自動記録機、GPS機器などを駆使する探偵は、それだけ機材維持費や導入コストがかかっているため、料金も上がります。
また、2人で動くか、3人以上で尾行・張り込みするかによっても料金は変動します。さらに、調査対象が警戒心の強い相手だったり、交通量の多い都市部での追跡が必要な場合などは、調査の難易度によって追加費用が発生することも。
実は「調査以外の費用」が含まれていることも
見積もりに差が出るもう一つの理由は、調査費用以外のコストが含まれているかどうかです。
たとえば、「報告書作成料」「交通費」「宿泊費」「打ち合わせ費用」などが、あらかじめ料金に含まれているケースもあれば、後で別途請求されるパターンもあります。
つまり、最初に提示された金額が安くても、最終的な支払い総額はむしろ高くなる場合もあるんですね。見積もりを見るときは「総額でいくらになるか」が最も大切なポイントです。
「自社対応」か「外注」かで料金差が出ることも
探偵事務所によっては、自社の調査員がすべて対応するのではなく、一部の調査を外部業者に委託していることがあります。
その場合、当然ながら中間マージンが発生するので、料金が高くなる傾向にあります。一方で、自社一貫対応の探偵事務所であればコストを抑えられることが多く、その分料金が安くなる可能性も。
ただし、料金だけでなく「どんな体制で調査を行っているのか」もあわせて確認するのが大切です。
安すぎる見積もりは「何かが足りない」可能性も
もしあなたが受け取った見積もりの中に、極端に安いものがあった場合は注意が必要です。
安い=良心的と思いがちですが、実際には「人員数が少なくて尾行が失敗しやすい」「報告書の精度が低い」「実績や経験が乏しい」といったリスクが潜んでいることも。
たとえば浮気調査なら、裁判で有効な証拠が得られるかどうかが重要なので、料金だけでなく「調査力」も必ず確認してくださいね。
料金の比較は「総額」「内容」「信頼性」で見る
見積もりを比較するときは、単に「金額の安さ」だけで判断しないようにしましょう。見るべきポイントは以下の3つです。
- 総額がいくらになるのか(追加費用含む)
- どんな調査が何人で何日行われるのか(内容の詳細)
- 報告書の精度・相談時の対応・契約書の有無などの信頼性
この3点を意識して見れば、「安かろう悪かろう」の探偵を避けることができます。迷ったときは、複数社の対応内容を一覧表にして比べると見えてくるものがありますよ。
まとめ:金額の差には“理由”がある。だからこそ中身を見て
探偵の見積もりに差が出るのは、料金体系・調査体制・人員・機材・外注など、さまざまな理由による当然の結果なんです。だからこそ、「高い=悪」「安い=お得」とは言い切れません。
大事なのは、どんな内容でどこまで調査してくれるのか、そして信頼できる相手かどうか。それを見極めるためにも、遠慮なく複数社に相談し、見積もりをしっかり比較してみてください。
あなたが納得して依頼できる、誠実な探偵と出会えることを願っています。