「浮気調査専門」「企業調査専門」「人探し専門」など、探偵事務所のなかには特定の分野に強みを持った“専門特化型”が存在しますよね。でも、いざ依頼しようとすると「どこが本当に信頼できるのか」「何を基準に比較したらいいのか」と迷ってしまうのも無理はありません。
あなたにとって大事な情報や証拠を扱う探偵だからこそ、専門性の高さだけでなく、本当に“成果”が出せるのかどうかまで見極める視点が必要です。
専門特化型の探偵事務所って、どんな特徴?
まず大前提として、すべての探偵がオールジャンルをカバーしているわけではありません。中には、次のように特定分野だけに絞ってサービスを展開している事務所も多いです。
- 浮気・不倫調査専門
- 素行調査に強い
- 企業向け信用調査に特化
- 家出人捜索や人探しが主力
- ストーカー対策・防犯アドバイスが中心
こうした事務所は、その分野での調査実績やノウハウ、報告書の精度、証拠の取り扱い方法などに深い知見を持っているのが強みです。
ただし、専門性が高い=万能ではないという点を忘れてはいけません。
比較すべき6つのチェックポイント
探偵の専門事務所を選ぶとき、あなたが見落としがちな盲点や比較すべき軸を6つに絞ってご紹介します。
① 調査実績と事例の公開内容
「浮気調査○○件以上」などの実績数に目が行きがちですが、それだけでは本質はわかりません。実際には、どんなケースをどのように解決してきたかの具体的な事例を比較してください。
たとえば、企業調査系なら「社内不正の内部告発をどう扱ったか」、人探し系なら「行方不明者の発見までにかかった時間」などが公開されていると参考になります。
② 提供される報告書の質
専門特化型の探偵は、報告書のフォーマットや写真・動画の精度、証拠の整理力にも差が出ます。特に浮気調査や裁判で使いたい証拠が必要な場合は、“裁判に通用する”資料を作成してくれるかが重要です。
可能であれば、匿名化された報告書のサンプルを見せてもらいましょう。
「日時・行動・証拠」の記載が明確であるかが判断基準です。
③ 担当者の専門知識・説明力
専門性をアピールしていても、実際に話す担当者が詳しく説明できなければ意味がありません。初回相談では、その分野特有のリスクや対策、費用面の説明が具体的かどうかをしっかり確認しましょう。
もし質問に対して答えが曖昧だったり、すぐに見積もりだけ出してくるようなら注意が必要です。
④ 対応エリアと地域性の理解度
「地域に根ざした人探し」「地元の風俗事情に詳しい浮気調査」など、その土地の事情に精通しているかはかなり大きな強みになります。
とくに地方での調査や、張り込み・聞き込みが必要な案件では、地域事情の理解度が調査成功率に直結します。支社の有無や、土地勘のある調査員が在籍しているかも確認しましょう。
⑤ 料金体系の明瞭さと追加費用の説明
「専門特化型=高額」というイメージを持ってしまうかもしれませんが、実際は逆で、経験値があるからこそ無駄のない調査設計ができるケースも多いです。
ただし、専門性を盾にして曖昧な料金体系を出してくる業者もあるので、基本料金・実費・成功報酬・延長料金などの仕組みが明確に提示されているかを必ずチェックしてください。
⑥ 法令遵守と届出の有無
いかに専門性が高くても、探偵業法に基づいた届出がなされていない事務所はNGです。
公安委員会の認可番号がHPや契約書に記載されているかを確認し、違法な手段(盗聴や無許可撮影)に頼っていないかも見極めてください。
「比較表」や「第三者評価」も積極的に活用
探偵比較サイトや口コミサイトには、専門特化型事務所の一覧や比較表が掲載されていることもあります。
中には、第三者機関の評価やユーザーの体験談を集めたページもあるので、“業者が自ら語る情報”だけでなく、“他人がどう感じたか”も参考にする視点を持つと安心です。
まとめ:専門性だけでなく“誠実さと成果”を見極めよう
探偵選びは「この分野に詳しいからOK」と即決してしまいがちですが、本当に大切なのは**あなたの悩みに“的確に応えてくれるかどうか”**です。
専門特化型を比較するときは、実績・報告書・説明力・料金透明性などの総合力で見て、少しでも「押し売りっぽい」「説明が薄い」と感じたら、他の事務所も検討してみてください。
あなたが信頼して任せられる相手を選ぶことが、最初の調査成功の第一歩になりますよ。