「亡くなった家族の遺産を分けるために、本当に相続人がこれだけなのか調べたい」そんなとき、探偵に相続調査を依頼するという選択肢があります。
でも、いざお願いしようと思うと「費用ってどれくらいかかるの?」という不安が出てきますよね。相続問題は家族の将来にも関わる大切なテーマですから、できるだけ慎重に検討したいお気持ちもよくわかります。
ここでは、探偵による相続調査の費用の目安と、料金が変動するポイント、コストを抑えるコツについて、わかりやすくご説明しますね。
探偵による相続調査とは?
まず相続調査とは、相続に関係する「人」と「財産」の情報を明らかにするための調査です。たとえば以下のようなケースがあります。
- 他に隠れた相続人がいないかを確認したい
- 連絡がつかない相続人の居場所を知りたい
- 被相続人の財産状況(不動産や口座)を把握したい
探偵は戸籍の調査だけでは得られない、実際の居住地や生活状況、接触可能な情報を収集することができるため、法律家では対応が難しい場面で頼りにされることがあるんです。
費用の目安は「10万円〜50万円」が一般的
相続調査にかかる費用は、調査内容と調査対象の範囲によって大きく変わりますが、一般的な相場は10万円〜50万円ほどが目安になります。
目安①:所在調査だけの場合(10万〜20万円)
相続人の一人が音信不通になっていて、住所や連絡先を調べるだけの場合、比較的シンプルな調査になるため10万円台で済むことが多いです。
目安②:相続人の存在確認(20万〜40万円)
亡くなった方に婚外子や認知された子どもなどがいる可能性がある場合、その人物の存在や戸籍外のつながりを確認する調査になります。内容が複雑化するため20万〜40万円程度を見ておくと安心です。
目安③:財産調査や複数人調査(30万〜50万円以上)
不動産の名義や預貯金口座、その他の資産状況まで調べるとなると、調査範囲が広く時間もかかるため、費用は高額になりがちです。複数の相続人の情報を同時に追うようなケースでは、50万円を超えることも珍しくありません。
費用が上下するポイントとは
同じ「相続調査」でも、以下のような要素によって料金が変動します。事前に知っておくと、見積もりの内訳がわかりやすくなりますよ。
対象者の人数と調査範囲
調査対象が1人か複数人かで大きく変わります。また、全国をまたぐ調査や、古い情報(20年以上前の行方不明など)は、調査の難易度が上がる分、費用も高くなります。
現地調査の有無
聞き込みや張り込みを伴うようなフィールドワーク型の調査があると、人件費や交通費が追加されることになります。
報告書や証拠の形式
正式な法的文書として使えるレベルの報告書を希望する場合は、追加費用がかかることもあります。「簡易報告書でいいか、詳細なものが必要か」も予算に影響します。
費用を抑えるコツは?
できるだけ無駄な出費をせず、必要な調査だけを依頼するためのポイントをご紹介します。
① まずは無料相談で目的を明確に
多くの探偵事務所では無料相談を受け付けています。この段階で「調査のゴールは何か」を明確にすることで、無駄な調査を省き、費用を最小限に抑えることができます。
② 調査対象の情報をできるだけ用意する
相手の氏名、生年月日、過去の住所、写真などの手がかりを事前にまとめておくと、調査のスタートがスムーズになり、時間も費用も節約できます。
③ 定額パックや成果報酬型を検討
一部の探偵社では、相続調査に特化したパック料金や成功報酬制のプランを提供しているところもあります。料金体系が明確なので、見通しが立ちやすいのがメリットです。
まとめ:相続調査は「数十万円」で可能、まずは相談を
相続調査にかかる費用はピンキリですが、10万〜50万円程度で依頼できるケースが大半です。不透明な相続トラブルを避けるためにも、適切な調査を行う価値は大きいと思います。
「家族のことだからこそ、きちんと整理しておきたい」そんなあなたの思いを形にするためにも、まずは信頼できる探偵事務所に無料相談で見積もりを出してもらうところから始めてみてくださいね。