探偵に依頼を検討しているけれど、「保証がない」と聞くと不安になりますよね。高額な費用がかかる調査だからこそ、「本当に信頼できるの?」「結果が出なかったらどうなるの?」と感じるのは自然なことです。
でも実は、探偵業界において“保証がない”のは珍しいことではなく、法律上も「結果保証」を義務付ける決まりはありません。だからこそ、保証がないからといって諦めるのではなく、“どう相談するか”がとても重要なんです。
「保証がないこと」は誠実さの裏返しのこともある
まず大前提として、「保証がない=悪質」というわけではありません。
たとえば、浮気調査や家出人捜索などは、対象者の行動や状況に大きく左右されるため、「必ず成功する」と言い切ることがむしろ危険とされています。
本当に誠実な探偵事務所であれば、保証よりも「現実的な成功率」「見込みがあるかどうか」を丁寧に説明してくれるはずです。
つまり、保証の有無よりも、相談時の対応が“信頼できるかどうか”の判断ポイントになります。
保証がないからこそ、以下の点をしっかり相談しよう
① 調査内容と成功基準を明確にしてもらう
保証がない場合でも、「何ができて、何ができないのか」を明確にしてもらうことは可能です。
たとえば、「1日で証拠が取れる可能性は何%か」「対象者が警戒していたらどうなるのか」など、成功の見込みやリスクも含めて率直に質問しましょう。
その上で、調査のゴールを明確に設定してもらうことで、曖昧な期待値で契約するリスクを減らせます。
② 見積もりに含まれる内容・追加費用を明確にする
保証がないなら、なおさら大事なのが費用面の透明性です。
調査にかかる費用はもちろん、成功の有無にかかわらず発生する費用(人件費・交通費など)や、延長時の料金も事前に確認しましょう。
「これ以上はかからないのか?」「調査失敗でも支払い義務はあるのか?」など、遠慮なく聞いて大丈夫です。
③ 調査が進まなかった場合の対応も確認する
たとえば、対象者がまったく行動しない、居場所が不明で張り込みが無駄になってしまうなど、実質的に調査ができなかった場合の対応方針を確認しておきましょう。
事務所によっては、「日程の変更は可能」「次回に繰り越せる」「調査員数を減らしてコスト調整できる」など、柔軟な対応ができることもあります。
「保証がない事務所」との相談のコツ
相談のときは、下記のようなポイントを軸に話を進めてみてください。
- 「保証がない理由を具体的に教えていただけますか?」
- 「調査が失敗した場合の対応方針はありますか?」
- 「失敗例やリスクも含めて正直に教えてください」
- 「契約時に返金や中断の規定は設けられますか?」
このように、曖昧なまま契約せず、納得がいくまで話すことが最も重要です。誠実な探偵であれば、きちんと答えてくれるはずですし、もし明確な返答を避けるような事務所であれば、その時点で再考すべきです。
成功報酬型や返金制度のある事務所も検討しよう
どうしても「保証がないのが不安」という場合は、成功報酬型の探偵事務所や、明確な返金ポリシーがあるところを検討するのも1つの手です。
すべての事務所が対応しているわけではありませんが、最近では「調査不能時は一部返金」「結果が出なければ追加請求なし」などの柔軟な制度を用意している事務所もあります。
まとめ:保証がなくても「納得して契約できるか」が鍵
探偵に保証がないからといって、それがすぐにマイナス要素とは限りません。大事なのは、**あなたが「納得して依頼できる状態かどうか」**です。
そのためには、見積もりの中身、成功条件、調査の可否など、疑問点をすべて相談してクリアにしておくことが何より重要。
不安なまま契約しない勇気と、わからないことをきちんと尋ねる姿勢が、納得のいく依頼につながります。あなたが安心して調査を進められるよう、事前の相談でしっかり情報を引き出していきましょう。