探偵にパック制プランで依頼しようと思ったとき、ふと不安になるのが「もし途中でやめたくなったら返金されるの?」という点ですよね。
結論からお伝えすると、探偵事務所によって返金ポリシーの有無や内容はバラバラです。つまり、「必ず返金される」とも「一切返金されない」とも言い切れないのが実情なんです。
探偵のパック制とは?返金の前にプラン内容を理解しよう
まず最初に知っておいてほしいのが、パック制プランとは一定時間分の調査をまとめて契約する定額プランのこと。
たとえば「20時間パック・30万円」といったように、時間と料金がセットになっています。時間内であれば、いつ使ってもOKという形式が多く、時間制よりも割安になることが多いのがメリットです。
ただし、こうしたパック制では前払いが原則。この「先にまとめて払う」という仕組みが、返金の可否に直結してくるんです。
返金がされるケースとされないケースの違いとは?
【返金されるケース】
- 調査開始前にキャンセルを申し出た
- 契約時に「未使用分は返金」と明記されていた
- 探偵側に重大な過失(調査の不履行など)があった
このように、調査にまだ着手していない場合や契約内容に返金条項がある場合は、一定の返金が受けられることもあります。中には「使用した時間分だけ差し引いて返金する」という、良心的な事務所もあります。
【返金されないケース】
- 契約書に「返金不可」と明記されていた
- 調査途中で依頼者が一方的にキャンセルした
- 成果が得られなかったという理由だけでの返金要求
注意してほしいのは、「証拠が取れなかったから返して」は通らないケースが大半です。探偵業はあくまで「調査の実施」に対して報酬が発生するので、成果保証ではないんです。
契約前に必ず確認すべき3つのポイント
パック制を選ぶとき、返金に関して後悔しないためには契約前に次の3つを確認することが重要です。
① 契約書に「返金規定」が明記されているか?
信頼できる探偵事務所ほど、契約書に「途中解約時の返金条件」がきちんと書かれています。たとえば、「未使用時間分を1時間あたり○○円で換算し、残額を返金する」など、明確な規定があるかを確認しましょう。
② 返金可能なタイミングを聞いておく
「調査前なら返金可能なのか?」「どの時点までなら一部返金してもらえるのか?」といった、具体的なタイミングを相談の段階で確認しておくことも大切です。契約前に遠慮なく聞いてOKです。
③ 成果が得られなかった場合の対応を確認
探偵事務所によっては、「証拠が取れなかった場合は無料で再調査」や「報告書提出後の追加調査は割引」など、誠実な対応を用意しているところもあります。返金だけでなく、調査後のアフター対応にも注目しましょう。
トラブル回避のために気をつけたいこと
パック制の返金トラブルは、「聞いてなかった」「勝手にキャンセル扱いされた」など、コミュニケーションのズレが原因になっていることが多いです。
次のような対策を取っておくと、より安心です。
- 契約内容は必ず書面で交わす(口頭の約束はNG)
- メールやLINEでのやり取りは残しておく
- 途中で気になる点があれば、その都度確認・記録しておく
また、契約時の対応が丁寧でない事務所は、返金にも消極的なことが多いです。
誠実な対応が感じられる探偵を選ぶのが、結局一番のリスク回避になります。
まとめ:パック制でも返金の可能性はある、でも要確認
探偵のパック制プランにも返金制度は存在しますが、それは**「すべての事務所が当然に返してくれる」というものではありません**。
だからこそ、あなたができることは、
- 契約前に返金規定を必ず確認すること
- 曖昧なまま契約しないこと
- 契約書の内容をよく読み、納得してから署名すること
この3つに尽きます。
あなたの大切なお金を預ける以上、納得のいく条件で探偵に依頼しましょう。
疑問に感じたら、その場でハッキリ質問することが、安心への第一歩です。