「探偵に依頼したのに、満足いく結果が得られなかった…返金してもらえないのかな?」
そう感じているあなたの不安、とてもよくわかります。
探偵への依頼は決して安くはないですし、納得できる対応をしてもらえるかどうかは、とても大事なポイントですよね。
ここでは、探偵が返金に応じてくれる代表的なケースと、返金を求めるために知っておきたい注意点について、わかりやすくご説明します。
損をしないために、ぜひ最後までチェックしてみてください。
探偵が返金に応じる主なケースとは?
調査がまったく行われなかった場合
契約は済んでいるのに、探偵が実際には一度も調査を行っていなかった場合、これは明らかな契約不履行として返金対象になります。
「天候の都合」「タイミングが悪かった」などの理由を言われることもありますが、契約内容に基づいて正当な調査をしていない限り、返金を請求する権利があります。
調査員の過失で調査が失敗した場合
たとえば、探偵の尾行が雑で対象者に気づかれてしまい、証拠が取れなかったケースなど。
このように、明らかに探偵側のスキル不足や判断ミスによって調査が台無しになった場合、全額または一部返金になることがあります。
法律違反や契約違反があった場合
無許可で調査を行っていた、契約書と違う条件で調査が進められたなど、明確な違法・違反行為があった場合は、返金を求められる正当な理由になります。
このような場合、場合によっては消費生活センターや弁護士に相談することも視野に入れてください。
成功報酬型で「成功条件を満たしていない」場合
成功報酬制度を採用している場合、「対象と接触して写真を撮影できたら成功」など、明確な成功条件が契約書に定められています。
この条件を満たしていないのに成功扱いにされた場合は、不当な請求にあたるため返金交渉が可能です。
注意!「返金されないケース」も多い
逆に、次のような場合は返金が難しいことが多いので、事前に理解しておくことが大切です。
結果が希望通りでなかっただけ
「証拠が思ったより少なかった」「思った内容ではなかった」など、主観的な不満や期待外れだけでは返金対象にならないことが一般的です。
探偵はあくまで事実を記録する仕事なので、事前に調査の目的や成果物についてしっかり確認しておくことが大切です。
契約内容に問題がなかった場合
調査が契約通りに行われていて、報告書も作成されている場合は、たとえ満足できない結果でも、契約上は業務を完了しているとみなされます。
この場合は返金を請求することが難しいため、契約前に「納得できる成果物が得られそうかどうか」を見極めておくことが重要です。
返金を求めたいときのステップ
- まずは冷静に契約内容を確認する
契約書に「返金に関する条項」がある場合は、それに従って進めましょう。 - 調査の実施内容を探偵に確認する
いつ・どんな方法で・何時間行ったのかを明確にしてもらいます。あいまいな回答が返ってきた場合、返金交渉の根拠になります。 - 具体的な理由と証拠をもって返金を依頼する
「調査をしていない証拠」「契約と異なる点」を整理して説明することが効果的です。感情的なクレームよりも、冷静かつ事実ベースで話す方が進展しやすくなります。 - 第三者機関への相談も検討する
交渉がうまくいかない場合は、消費生活センターや弁護士への相談も選択肢になります。
まとめ:返金は「契約内容と探偵側の対応」がポイント
探偵の調査費用は高額になることが多いからこそ、返金の可否はとても重要な問題です。
ただし、返金されるかどうかは「どんな契約だったか」「探偵に過失があったか」によって大きく変わります。
以下の点を押さえておくと安心です:
- 契約書をよく読み、返金条件を確認する
- 契約前に成果物のイメージを共有しておく
- トラブルがあった場合は冷静に記録・証拠を集める
「泣き寝入りしないためには、最初の契約が一番大事」
返金が必要な場面にならないよう、信頼できる探偵事務所を選んで、納得できる調査を受けてくださいね。