「探偵って何人で動いてるの?1人で尾行してるの?」
そんな疑問を持つあなたは、とても観察力が鋭いと思います。
実は、探偵の調査では必ずしも1人で完結できるわけではありません。
むしろ、2名以上の調査員が必要になるケースがほとんどなんです。
ここでは、調査員の必要人数について、調査の種類や状況別にわかりやすく解説していきます。
基本は「2名体制」が業界のスタンダード
多くの探偵事務所では、基本調査プランとして「調査員2名体制」が標準です。
その理由はとてもシンプルで、1人では尾行や証拠撮影に限界があるから。
たとえば、
- 信号や車線変更で対象者と距離が開く
- 周囲に警戒されやすい状況になる
- 同時に写真撮影と追跡が必要になる
こういった場面では、1人ではどうしてもミスや見失いが起きやすくなります。
その点、2名以上いれば、
- 前方・後方から挟み込んで見失いを防げる
- 撮影と尾行の役割を分担できる
- 万が一、1人が対象に気づかれた場合でもフォローできる
といった調査の正確性と安全性が格段に高まるんです。
調査内容によっては「3~4名体制」もあり得る
調査の種類や対象者の行動パターンによっては、3名以上の調査員が必要になるケースもあります。
たとえば、
- 対象者が複数人いる場合(W不倫など)
- 人混みや駅構内など、複雑な環境での調査
- 車・徒歩・電車など移動手段が多様な場合
- 対象者の警戒心が強く、追跡が難しいケース
こういった条件下では、3~4名体制にすることで、証拠取得の成功率を高めることができます。
ただし、調査員が増えればその分費用も上がるため、
調査目的に合わせて最適な人数を探偵社と一緒に検討することが大切です。
少人数の調査でもOKな場合もある
とはいえ、すべての調査に多人数が必要というわけでもありません。
たとえば、
- 対象者の行動範囲が非常に限定されている場合
- 決まった時間・場所でしか行動しないことが事前にわかっている場合
- 調査範囲が狭く、尾行の必要がない定点観察型の調査
などの場合は、1人または最小限の人数で対応可能なこともあります。
このように、「調査員の数=多ければ良い」ではないという点もポイントです。
あなたのケースにとって、**「過不足ない人数で、無駄なく証拠が取れる」**ことがベストなんです。
調査員の人数は料金にも大きく影響する
探偵の料金体系は、ほとんどの場合**「1時間あたり×調査員の人数」で決まる**仕組みです。
つまり、
- 調査員2名で5時間調査 → 10時間分の人件費
- 調査員3名なら → 15時間分として計算される
となるため、人数が多いほど費用も高くなるということになります。
そのため、契約前には必ず以下の点を確認しましょう。
- 基本体制は何名なのか
- 増員が必要なケースとはどんなときか
- 増員する場合の追加費用はいくらか
丁寧に説明してくれる探偵社であれば、無理な増員や不明瞭な料金請求は避けられます。
「必要な人数」は調査力と柔軟性で決まる
本当に調査が上手な探偵社は、「何人必要か」を調査対象や条件に合わせて柔軟に判断できます。
- 無駄に多くの人数を使わない
- 必要なら即座に増員できるフットワークがある
- 状況に応じてスタッフを交代・交互に投入できる体制がある
こうした体制が整っている探偵社は、費用を抑えつつ、成功率の高い調査を提供できる傾向があります。
もしあなたが依頼を検討しているなら、単に「人数が多い=安心」ではなく、
「あなたのケースに対して、適切な体制を提案してくれるかどうか」で判断するのが賢明です。
まとめ:調査員の数は「目的に合わせて」選ぶのが正解
探偵の調査に必要な人数は、
- 基本は2名体制がスタンダード
- 複雑な調査では3~4名もあり得る
- シンプルな調査なら1名でも可能なことも
というのが一般的な考え方です。
ただし、それ以上に大切なのは、あなたの目的に合わせて必要最小限の人数を提案してくれるかどうか。
料金とのバランス、調査の精度、成功率を総合的に見て、
「無駄なく・確実に・安全に」証拠が取れる人数体制を一緒に考えてくれる探偵社を選びましょう。
迷ったら、「この内容なら調査員は何人必要ですか?」と遠慮なく聞いてOKです。
プロの視点で、最適なプランを提案してくれるはずですよ。