GPS発信機を使って浮気調査や素行確認をしたいと考えたとき、「実際どうやって取り付けるの？」と気になりますよね。ただし、GPSの取り付けには法的な注意点と、慎重な方法の選択が求められます。
ここでは、GPS発信機の基本的な取り付け方法と注意点、合法的な使用のコツまで、初心者でもわかりやすく解説します。違法にならずに活用するために、必ず確認してくださいね。
1. GPS発信機の取り付けはどこに行う？
GPS発信機は、主に車両の外部または内部に取り付けるのが一般的です。探偵業界でも、以下のような場所が多く使われています。
- 車体の下（マフラーやエンジン部分を避けた鉄製フレーム部）
- バンパー裏やタイヤハウス内側
- トランクの隅やスペアタイヤの収納スペース
- 車内（ダッシュボード裏や座席下）
基本的には磁石付きの小型GPSを金属部分に貼り付けるだけで設置できるタイプが多く、取り付けに工具は不要です。ただし、発信機の大きさや重量、電波の飛びやすさによって最適な位置は異なります。
2. GPS発信機の取り付け手順（車体下部の例）
ここでは、もっとも一般的な「車体の外側・下部」への設置手順を紹介します。
① 発信機を起動
事前にGPS発信機の設定を済ませ、電源を入れておきます（SIMカードやアプリ連携が必要な機種もあります）。
② 設置場所を選定
車の下に潜り、フレーム部分の鉄製で平らな場所を選びます。エンジン・マフラー周辺など高温になる箇所は避けてください。
③ 発信機を取り付け
磁石付きのGPSであれば、そのまま貼り付けて完了。しっかり吸着しているか、手で軽くゆすって確認してください。滑り止めテープを補助的に使うと安定します。
④ 作動チェック
アプリやパソコンで現在地が正常に表示されるかを確認し、GPSが電波を受信できているかテストしましょう。
取り付け作業自体は数分で完了しますが、見つかりにくく・外れにくい場所を選ぶことがポイントです。
3. GPS発信機の設置における法的注意点
ここが非常に重要です。GPSを勝手に他人の車に取り付ける行為は、法律違反になる可能性があります。
主なリスク
- 住居侵入罪（車が私有地にある場合）
- 器物損壊罪や窃盗罪（物理的損傷・発信機回収時など）
- ストーカー規制法違反（恋人・配偶者以外の尾行目的）
- プライバシーの侵害（民事トラブルに発展する可能性）
したがって、GPSを取り付けるには以下の条件を満たす必要があります。
- 対象者が配偶者や家族など、法的な関係性があること
- 対象の車が夫婦共有名義または依頼者所有であること
- 調査の目的が違法・悪意によらないこと
つまり、他人名義の車に勝手にGPSを取り付けるのは違法です。たとえ浮気調査であっても、「合法な使い方」から外れればトラブルになるリスクが高まります。
4. GPSを使った調査はプロに相談するのが安全
最近では市販のGPS発信機が手軽に入手できるようになっていますが、実際の設置や法的リスクの判断はプロに任せた方が安心です。
多くの探偵事務所では、GPSを使った調査プランを提供しており、合法的な範囲での使用・設置・証拠取得を行ってくれます。また、トラブル回避のアドバイスや、裁判資料として有効なレポート作成もサポートしてくれます。
自分で勝手に設置してトラブルになってからでは遅いので、まずは無料相談で合法な範囲を確認してみることをおすすめします。
まとめ：取り付けは簡単、でも法律を最優先に
GPS発信機の取り付けは、磁石で車体下部に貼り付けるだけで完了するシンプルな作業ですが、**最大のポイントは「どこに・誰の車に・どんな目的で取り付けるか」**という法的な部分です。
あなたが不安を感じているなら、自己判断での取り付けよりも、探偵や法律の専門家に相談して、安全な方法で進めることがトラブル回避への第一歩です。正しく使えば、GPSは非常に有効な証拠収集ツールになりますよ。