「もしかして部屋に盗聴器が仕掛けられてるかも…」と感じたあなた、その違和感はとても大切です。誰かにプライバシーを盗み見られている不安やストレスは、生活の質そのものを脅かしますよね。
そんなとき、探偵が行う「盗聴器発見調査」は、専門機材と経験を活かして、あなたの不安を短時間で“可視化”してくれる頼れる手段です。ここでは、初めて依頼する方でも安心できるように、盗聴器発見調査の流れを段階的にわかりやすく解説していきます。
1. 事前相談(無料対応が多い)
まずは電話やメール、LINEなどで問い合わせをします。ほとんどの探偵事務所では盗聴器調査に関する簡単な相談を無料で対応しており、
- どんな状況で不審に感じたのか
- どの部屋やエリアを調べたいのか
- いつ調査に来てもらえるか
などをヒアリングしてくれます。この段階で料金の目安や調査可能な範囲も説明されるので、ここでしっかり比較することが重要です。
2. 見積もりと契約
訪問前に明確な見積もりを提示してくれる探偵社が安心です。盗聴器調査は通常、ワンタイムの定額制(例:1回の調査で2〜5万円前後)で提供されており、時間制の料金より分かりやすい傾向があります。
このとき、交通費やオプション料金が含まれているかも要確認しましょう。また、契約書にサインをしてから調査が始まるので、強引な営業をする業者には注意が必要です。
3. 現地訪問と機材搬入
調査当日、調査員があなたの自宅やオフィスに訪問します。玄関先で挨拶の後、専用の調査機材(周波数測定器・非線形接合探知機・電波探知アンテナなど)を持ち込み、対象となる空間へと進みます。
調査エリアが広くなるほど機材も増えるため、事前に「どの部屋・範囲を調査したいか」を明確に伝えておくとスムーズです。
4. 電波調査・目視確認・音響確認
ここが盗聴器調査の核心です。探偵は次の3つの手法を駆使して盗聴器を探します。
① 電波スキャン調査
盗聴器は基本的に“音声を電波に乗せて送信”するタイプが多いため、電波測定器で異常な周波数を感知します。特に盗聴器が多用する周波数(150〜470MHzなど)を中心にスキャンします。
② 目視確認
電源タップ・壁のコンセント・家電の裏側・クッションの中など、設置されやすい場所を1つひとつ目で見てチェックします。小型でカモフラージュされた盗聴器が、家庭用アイテムを模して使われているケースも多いです。
③ ノイズ・音響チェック
受信機で“盗聴されている音”を拾えた場合、機器を通じて実際に会話が筒抜けになっていないか音声確認も行います。テレビやWi-Fiなどのノイズとの区別もプロの判断が必要です。
5. 盗聴器の発見・回収(または対処)
もし盗聴器が見つかった場合、その場で依頼者に見せた上で回収または電源遮断を行います。物理的に撤去しない限り、電波は発信され続けてしまうため、探偵が安全に対処してくれます。
なお、必要に応じて証拠保全のための写真撮影や設置状況の記録も実施し、「設置者が誰かの特定に向けた調査」も追加で可能な事務所もあります(別契約になることが一般的です)。
6. 調査結果の報告と今後のアドバイス
調査終了後、その場で口頭報告を受けることができます。見つかった場合は場所・種類・電波状況などが詳しく伝えられ、写真付きの簡易報告書を後日送付してくれるケースもあります。
さらに、「また仕掛けられないようにするための対策」や「怪しい人物への警戒点」など、再発防止のためのアドバイスもしてくれる探偵が信頼できます。
調査時間の目安と料金相場
- 調査時間:1〜2時間程度(ワンルームなら30分〜)
- 料金相場:2万円〜5万円前後(部屋の広さによる)
- ※複数物件・会社事務所・店舗などの大規模調査は別見積もりが一般的
「自分で見つけるのは難しいけど、違和感はある…」というあなたにとって、探偵の盗聴器調査は安心を買う手段とも言えます。
まとめ:違和感を放置しない、それが最大の防御
盗聴器調査のプロセスはとてもシンプルですが、“自分で調べるのは限界がある”ことがほとんどです。目には見えない不安を放置してしまうと、あなたの心はいつまでも休まらなくなってしまいます。
だからこそ、少しでも不信感があるなら、気軽に相談から始めてみてください。専門の探偵による調査で「何もなかった」と安心できるだけでも、あなたの生活がぐっと穏やかになるはずです。
安心は、確認することから始まります。どうか、あなたの大切な空間を守るための一歩を大切にしてください。