「浮気調査を依頼したのに、証拠が見つからなかったらどうなるの…？」そんな不安を抱えながら探偵に依頼を検討しているあなたへ。その疑問は、とても自然で大事な視点です。
調査結果が「クロ」になる前提で話が進みがちですが、実は「何も出なかった」というケースも現実には少なくありません。そのときにどう扱われるのか、費用はどうなるのか、不安な点を事前に知っておくことが大切です。
証拠が出なかった＝失敗？そうとは限りません
まずお伝えしたいのは、「浮気の証拠が出なかったからといって調査が失敗したとは限らない」ということです。なぜなら、探偵は事実を正確に記録するのが仕事であり、「浮気の事実がなかった（あるいは確認できなかった）」というのも、立派な調査結果なのです。
たとえば、対象者が常に自宅と職場を往復していて怪しい行動がまったくなかった場合、その行動記録も「疑いを晴らす証拠」として十分な意味を持ちます。
証拠が出なかった場合でも料金は発生する？
ほとんどの探偵事務所では、「調査を実施した時間・回数」に対して料金が発生します。そのため、浮気の証拠が出ても出なくても、基本的には調査料金は支払うことになります。
ただし、契約前に「成功報酬型」か「時間制型」かを確認しておくことで、納得のいく支払いができるようになります。成功報酬型の場合は、証拠が得られなかった場合に料金が割引かれることもありますが、その分基本料金が高くなる傾向があります。
証拠がつかめなかった理由は説明してもらえる
「どうして何も出なかったのか」という点については、調査報告書や口頭での説明の中で明確に共有されます。調査期間中の行動履歴や立ち寄った場所などの記録が残っていれば、そこから今後の行動パターンを予測する材料にもなります。
たとえば「調査日には警戒していた様子があった」「対象者が移動しなかった」「逆に行動パターンが規則的で、不審な点が見つからなかった」など、具体的な分析が提示されるのが一般的です。
今後どうするかを一緒に考えるのも探偵の仕事
調査の結果、証拠が出なかった場合でも、「じゃあ終わり」と放り出されるわけではありません。多くの探偵事務所では、調査後に面談や相談の時間が設けられており、今後の方向性について一緒に考えることができます。
たとえば「日を変えて再調査したほうがいいか」「対象者が警戒している可能性があるから間を空けた方がいいか」「違う方法で接近を試みるか」など、状況に応じた提案をしてくれるはずです。
浮気ではなかったと安心できるケースもある
「調査しても何もなかった」という報告に、ホッと胸をなでおろす人も少なくありません。パートナーの行動に対して疑念を持ってしまったけれど、探偵の報告で「潔白だった」と確認できることで、夫婦関係を見直すきっかけになったという声もあります。
浮気の証拠を取ることだけが調査のゴールではなく、「真実を明らかにすること」が本来の目的だということを忘れずにいてください。
証拠が出なくても次につながる対応を
証拠が見つからなかった場合でも、「行動履歴」や「写真記録」などは今後の判断材料として大いに役立ちます。実際、再調査で決定的な証拠がつかめたケースも多く、「1回目で見つからなかったから無意味だった」とは言い切れないのです。
また、同じ調査対象でも、曜日や時間帯を変えた方が効果的なこともあります。信頼できる探偵であれば、こうしたアドバイスもきちんと説明してくれるはずです。
まとめ：証拠が出ないことにも意味がある
浮気調査は「証拠が取れなければ無駄だった」と思ってしまいがちですが、実際には**「何もなかった」ことも大切な結果**です。あなたの不安や疑念に、しっかりと現実の裏付けを与えるのが探偵の役割です。
そして、証拠がなかったとしても、調査の進め方や今後の対応について親身になってくれる探偵事務所を選ぶことで、安心して前に進むことができます。調査はあくまで「真実を知るための手段」。その目的を見失わず、納得できる判断ができるようにしてくださいね。