探偵に依頼することを決めたとき、「契約書なんて形式的なものでしょ?」と思っていませんか?でも実は、契約書の内容をきちんと確認しておかないと、あとで予想外のトラブルに巻き込まれることもあるんです。
あなたが安心して調査を任せられるようにするためにも、調査契約の段階で注意すべきポイントをしっかり押さえておくことがとても大切です。
ここでは、初めて探偵を利用するあなたが、契約書で特に注意して見るべき項目をわかりやすく解説していきます。
契約書に書かれている「調査内容」は具体的か
まず最初に見るべきは、「どんな調査を、どのような方法で行うのか」がちゃんと明記されているかどうかです。
たとえば「浮気調査」と一言だけ書かれていても、それでは何をどう調べてくれるのか不明確です。対象者の行動を追跡するのか、証拠写真はあるのか、報告はどのようにされるのか、など具体的な記載があるか確認しましょう。
もし不明瞭な点があるなら、その場で遠慮なく質問してください。「分からないままサイン」は一番リスクが高いです。
料金の内訳と追加料金の条件は明確か
探偵の費用でよくあるトラブルが「後から高額な追加請求をされた」というケースです。
その原因の多くは、契約書の料金欄に「調査一式◯万円」としか書かれておらず、何にどれだけの費用がかかるのか分からなかったというもの。
契約書には、基本料金だけでなく、人件費・機材費・交通費・報告書作成費など、すべての費用項目が明示されているかを確認しましょう。
さらに、「追加調査になった場合の料金発生条件」や「延長した場合の時間単価」も、事前に明記されているかが大切です。
調査失敗時の取り決めがあるか
探偵はプロとはいえ、天候や対象者の警戒など、予期せぬ理由で証拠が取れないこともあります。
その場合に、「料金はどうなるのか」「再調査はあるのか」などの取り決めが契約書に書かれているかは必ずチェックしましょう。
たとえば「成果に関わらず全額請求」なのか、「再調査を無償で行う」としているのかで、契約のリスクが大きく変わってきます。
曖昧にされているなら、「このケースではどうなりますか?」と事前に確認して、記載してもらうのが安心です。
キャンセル時の対応と費用はどうなるか
もしあなたが契約後に「やっぱり調査をやめたい」と思ったとき、**キャンセル料が高額だったら…?**そうならないためにも、キャンセルに関する記載は必ず見てください。
一般的には「調査前であれば手数料のみ」や「調査開始後は実費分だけ」など、一定の良心的なルールが設けられています。
ですが、なかには「契約後は全額請求」といった厳しい条件の事務所もあるので、書面で明文化されているか確認し、納得できる内容かを必ず見ておきましょう。
個人情報の取り扱いと秘密保持に関する記載はあるか
探偵に依頼すると、あなたの氏名や住所、家庭の悩みなど、とてもデリケートな個人情報を共有することになります。
その情報が第三者に漏れないようにするためにも、「個人情報の取り扱い方針」や「守秘義務」に関する記載があるかを確認してください。
信頼できる探偵事務所なら、契約書やプライバシーポリシーにしっかりとその旨が書かれているはずです。
契約書に不明な点があれば必ず質問を
どんなに信頼できそうな事務所でも、「書面の内容を自分で理解していないまま契約してしまう」のはリスクがあります。
少しでも分からない表現や専門用語があったら、その場で質問してください。親身な事務所であれば、あなたが理解できるまで丁寧に説明してくれるはずです。
逆に、質問をはぐらかしたり、急かすような対応をされる場合は、その場での契約は避けた方が安全です。
まとめ:探偵契約で見るべき5つのポイント
- 調査内容が具体的に明記されているか
- 料金の内訳と追加料金の条件が明確か
- 調査失敗時の対応が書かれているか
- キャンセル時のルールが明文化されているか
- 個人情報や秘密保持についての記載があるか
この5つのポイントを押さえて契約書を確認すれば、探偵とのトラブルはかなり避けられます。
あなたが納得して安心して依頼できるように、契約書を読み飛ばさず、しっかりチェックすることが何より大切です。