探偵に依頼したいけど、「思ったより高額でびっくりした…」と感じたことはありませんか?
とくに“時間単価”で料金が発生する調査は、少しの判断ミスで想像以上に費用がふくらんでしまうことがあります。
でも安心してください。ちょっとした工夫と事前準備で、探偵の時間単価をグッと抑えることは十分可能です。
ここでは、ムダを省きながら調査の精度を落とさずに料金を節約するための具体的なコツを、わかりやすくお伝えします。
時間単価が高くなるのはなぜ?
まず最初に、探偵の時間単価がなぜ高額になるのか、理由を押さえておきましょう。
探偵の多くは「1時間あたり〇〇円」という形で料金を設定していますが、これは1人あたりの単価であることが多く、実際は2~3名体制で調査するため、1時間に2~3倍のコストが発生しているんです。
さらに、無駄な待機時間や空振り調査が重なると、あっという間に数十時間分の費用が積み上がってしまいます。
だからこそ、“時間の使い方を最適化する”ことが、もっとも効果的な節約術なんですね。
コツ①:調査日をしっかり絞る
「なんとなく怪しいから毎日見張ってほしい」という依頼は、費用がかさむ代表例です。
時間単価を抑えるには、「対象者が動きそうな日を予測して、ピンポイントで依頼する」ことが重要です。
たとえば浮気調査なら、「いつも残業と言っている金曜日だけを狙って」「誕生日や記念日付近に集中して」など、行動が活発になりやすい日を選ぶだけで、かなり効率的な調査になります。
コツ②:対象者の情報を事前にできるだけ提供する
調査開始までの手がかりが少ないと、探偵は行動パターンを読むために長時間の張り込みや尾行を行う必要があります。
これを避けるためには、あなたが知っている情報をできるだけ詳細に伝えておくことが大切です。
具体的には、以下のような情報が役立ちます:
- 勤務先・通勤ルート・勤務時間
- よく出かける曜日や時間帯
- 車のナンバーや車種、バイクなどの移動手段
- 立ち寄る施設や飲食店、行きつけの場所
- SNSやLINEでのやり取りに見られた相手の情報
これらがあるだけで、無駄な張り込みが減り、調査時間を大幅に短縮できますよ。
コツ③:GPSと併用できるかを相談する
GPSを使った位置情報の取得は、今や調査の効率化に欠かせない手段になっています。
対象者の車に合法的にGPSを設置することができれば、探偵は“動いた瞬間だけ尾行する”という効率的な調査が可能になります。
つまり、「張り込みの無駄時間ゼロ」で行動を把握できるため、結果として時間単価が下がるというわけです。
ただし、GPSの利用には法律の制限があるため、必ず事前に探偵社と相談してください。勝手に付けたりするとトラブルになるので注意が必要です。
コツ④:料金体系が明確な探偵社を選ぶ
調査内容が同じでも、探偵社によって料金体系は大きく異なります。
中には「1時間〇〇円と聞いていたのに、あとから“報告書作成費”や“車両代”などが上乗せされて、結果的に高くついた」というケースもあります。
事前に、以下の点を必ず確認しましょう:
- 時間単価に含まれるもの(人件費・交通費・車両代など)
- 見積もりの時間と実施時間にズレが出た場合の精算方法
- キャンセル・中断した場合の対応と費用発生条件
こうした説明を丁寧にしてくれる探偵社は、調査の無駄も少なく、信頼できることが多いですよ。
コツ⑤:パックプランや成果報酬型を検討する
時間単価が明確な反面、長時間になると高額になりがちな通常プランより、パック料金や成功報酬型プランを選ぶという手もあります。
たとえば「10時間○万円で、証拠写真○点まで対応」や、「証拠が撮れた場合にのみ支払い発生」というような契約なら、コスト管理がしやすく安心です。
ただし、成果報酬型には「そもそも証拠が撮れなければ成果と見なさない」という条件がつくこともあるため、契約内容はしっかり確認してくださいね。
まとめ:時間単価は“あなたの準備力”で変わる
探偵に依頼するとき、料金に大きく差がつくのは“調査スキルの差”だけでなく、“あなたの依頼の仕方”にも大きく左右されます。
事前の情報整理、調査日程のピンポイント指定、GPSの併用などを活用すれば、探偵の力を最大限に引き出しながら、無駄なく依頼することができます。
安くする=質を落とす、ではありません。むしろ、あなたの準備がしっかりしていれば、探偵も効率よく動けて、精度の高い結果を出してくれるはずです。
「情報は出せるだけ出す」「必要な時間だけ依頼する」──この2つを意識して、無理のない依頼で納得のいく結果を手に入れてくださいね。