探偵に調査を依頼している最中に、思わぬトラブルやクレームが発生したら…と考えると、不安になりますよね。
「調査中に近隣から苦情が出た」「対象者にバレたかもしれない」「報告内容に納得がいかない」など、実際に起こりうるクレームはさまざまです。
でも大丈夫。そういった場面での“正しい対処法”を知っておけば、あなたの不安もグッと軽くなりますよ。
まず、どんなクレームが起きやすいのか？
調査中によくあるクレームの例を、タイプ別にまとめてみますね。
● 第三者（近隣や施設側）からの通報や苦情
→張り込み中の探偵が不審者と見なされて通報される、近隣住民からクレームが入る、施設の管理者に注意されるなど
● 対象者に探偵の存在が気づかれた
→「誰かにつけられてる気がする」といった違和感を持たれて、調査自体が難しくなるケース
● 依頼者側からの不満やトラブル
→報告書の内容に納得できない、予定と違う時間に調査された、連絡がつかない、など
こうしたクレームが発生する原因の多くは、「事前のすり合わせ不足」か「現場判断のズレ」なんです。
クレームが発生したとき、依頼者がまずやるべきこと
トラブルが起きたとき、あなたが最初にすべきことは「冷静に状況を整理して、事実を正確に確認する」ことです。
焦って感情的に探偵社へ連絡してしまうと、余計に話がこじれてしまうこともあります。
- 何があったのか？（日時・内容）
- それは誰が伝えてきたのか？（探偵？近隣？対象者？）
- そのことで調査にどんな影響が出たのか？
この3点をメモしてから、探偵社に冷静に問い合わせましょう。
探偵社側の対応はどうあるべき？
信頼できる探偵社なら、クレーム発生時に「速やかに状況説明を行い、今後の対応を提案する」という姿勢を見せてくれます。
たとえば「対象者が警戒しているため、別日に変更しましょう」「クレームを受けたエリアでは今後の張り込みを自粛します」など、代替案があるかどうかが判断ポイントです。
また、調査が中断や中止になった場合の料金対応についても明確な説明が必要です。調査が不完全なら、料金の一部返金や別日の再調査を提示してくれる探偵社もあります。
悪質な対応に注意！こんなケースは要警戒
中には「クレームはよくあることだから」「調査に支障は出ていないので問題ありません」などと、曖昧にごまかそうとする探偵社も存在します。
また、事前に契約した調査日数を満たしていないのに「もう終わったから全額支払ってください」と強引に請求してくるケースも。
そうした場合は、契約書や重要事項説明書に書かれている内容と照らし合わせて、毅然と対応してください。必要に応じて、消費生活センターや行政書士など第三者への相談も視野に入れましょう。
トラブルを未然に防ぐための事前チェックリスト
依頼前や契約時に、次のような点を確認しておくと、調査中のトラブルを防ぎやすくなります。
- クレームや通報が入った場合の対応方針はあるか？
- 対象者にバレたときはどう調査方針を切り替えるのか？
- 調査の途中経過はどのくらいの頻度で報告してくれるのか？
- 調査中止になった場合の料金精算ルールはどうなっているか？
こうした質問を率直にできる雰囲気があるかどうかも、探偵社を見極めるポイントになります。
まとめ：クレーム発生時こそ「対応力」で探偵の本質が見える
調査中にトラブルが発生したとき、探偵社がどう動くかで、その誠実さとプロ意識がわかります。
クレームはゼロにはできませんが、「起きたときにどうするか」の準備があるかどうかで、あなたの安心度は大きく変わります。
だからこそ、契約前の質問で対応力を見極め、調査中も“遠慮せずに確認する姿勢”を忘れずにいてください。あなたの大事な調査、きちんと守ってくれる相手を選びましょう。