探偵の系列業者はどうやって信用比較する?

探偵を探していると、「うちは全国対応のグループです」とか「大手探偵社の関連会社です」といった表現をよく見かけませんか?

そう言われると、なんとなく「安心できそう」と思ってしまいがちですが、実は“探偵の系列業者”には注意すべき点もあるんです。

もし、あなたが信頼できる探偵を見つけたいなら、系列業者同士の比較ポイントをしっかり押さえておくことが、後悔しない依頼につながりますよ。

系列業者とは?「フランチャイズ型の探偵社」

まず、系列業者というのは、同じグループ名やブランド名を使って営業している探偵事務所のことを指します。

たとえば「◯◯総合調査グループ」のような名前で全国展開していても、実際には各地域で運営する事業者が違っていたりします。

これはコンビニや学習塾と同じ「フランチャイズ形式」で、グループの看板を借りて営業している個別の会社というわけです。

系列でも“運営元の質”はバラバラ

同じ看板を掲げていても、運営している人・会社が異なれば、調査スキルも対応もまったく別物です。

実際、「A県の支店では丁寧だったけど、B県の系列店では対応が雑だった」という口コミもよく見かけます。

つまり、ブランド名が同じでも“本当に信頼できるかどうか”は、1店舗ずつ見極める必要があるということなんです。

信用比較するなら、ここをチェック

系列業者を比較する際は、以下の5つのチェックポイントがとても有効です。

① 探偵業届出証明書の番号・発行元

これは探偵社が正規に営業しているか確認する一番基本の項目です。各事務所ごとに発行されるので、番号と「発行した公安委員会(都道府県名)」を公式サイトや名刺で必ずチェックしてください。

同じグループ名でも、この証明書の発行元が違っていれば、別法人の別会社です。

② 口コミの傾向(地域別で確認)

グーグルマップや口コミサイトでは、地域ごとの支店に対するクチコミが分かれていることがあります。

「○○支店は契約時は丁寧だったけど報告が遅かった」など、実際に利用した人の声を見れば、系列内でも対応の差が見えてきますよ。

③ 代表者・運営会社の情報

会社概要や特商法のページを見ると、法人名や代表者名が書かれています。同じグループでも会社が異なれば、責任の所在や運営ポリシーも違います。

特に、過去にトラブルや行政処分を受けた法人でないかどうかは、名前で検索して確認しておくと安心です。

④ 調査実績・報告書サンプルの開示

信頼できる系列業者ほど、「実績○件以上」や「報告書サンプルあり」といった具体的な情報をしっかり提示しています。

逆に、同じグループ名でも実績や写真がほとんど掲載されていない場合は、経験が浅い支店かもしれません。

⑤ 相談時の対応(丁寧さ・押し売り感)

最終的には、あなたが問い合わせたときの“対応の質”が一番の判断材料になります。

相談しているのに「契約前提で話を進めてくる」「質問にちゃんと答えてくれない」など不安を感じたなら、その支店は避けた方が無難です。

「大手=安心」は必ずしも正解ではない

大手グループ名の探偵社だから安心…という考えは、実はちょっと危険です。

大手の名前を使っていても、中身が未経験者ばかりの会社や、アルバイトが調査を担当している場合もあります。

だからこそ、系列であっても“あなたが実際に問い合わせた1社”が信頼できるかどうかを、自分の目で確かめることが大切なんです。

まとめ:系列業者の比較は「ブランドではなく中身重視」で

探偵の系列業者を信用比較するには、グループ名に惑わされず、1社ごとの情報をしっかり確認することが重要です。

口コミ・法人情報・探偵業届出の番号・実績の開示・対応の丁寧さなど、ひとつひとつの材料を見て、あなた自身が「ここなら信頼できる」と思える業者を選んでください。

名前の大きさではなく、中身と誠実さで選ぶことが、後悔しない探偵選びの近道ですよ。

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