浮気調査や素行調査などで探偵に依頼したのに、「証拠写真がピンボケだった」「肝心な場面が撮れていなかった」なんてことが起きたら、本当にショックですよね。
時間もお金もかけたのに成果が出なかったとなれば、誰だって納得できないはずです。
実は、探偵の世界でも“撮影ミス”はゼロではありません。ただし、そうしたときにどう対応してくれるかで、探偵社の誠実さがはっきりわかるんです。
よくある「撮影不良」のパターンとは?
まず、探偵がよく直面する撮影ミスには、次のようなケースがあります。
- ピンボケや暗すぎる写真
- 物陰やガラス越しで対象が見えにくい
- 決定的な瞬間を逃してしまう
- そもそも対象を見失ってしまい撮影できなかった
こうした失敗が起こる原因は、対象者の動きが急すぎたり、撮影条件が悪かったり、または単に探偵側のスキル不足だったりします。
探偵社はミスをどう扱うの?
優良な探偵社であれば、撮影に失敗したことを正直に報告し、再調査や料金の一部返金といった対応を検討してくれます。
たとえば「この日は対象が警戒していて撮影が困難でした。別日に再調査を提案させてください」といった説明がきちんとなされるのが基本です。
一方、残念ながら中には「これは通常の範囲内です」「証拠にならなくても報告書は提出しています」と済ませようとする探偵社もあります。
撮影不良に対して依頼者ができる対応とは?
まず、報告書を受け取ったときに「この写真では証拠として弱いのでは?」と感じたら、遠慮なくその理由を尋ねてください。
もし納得のいく説明がない場合は、「契約上の調査成果に達していない」として、再調査や返金について話し合うことが可能です。
また、調査契約書や重要事項説明書に「成果報酬」「撮影の成功をもって契約達成」といった文言がある場合は、その内容を根拠に交渉できます。
撮影不良でも「契約通り」とされるケースもある
注意点として、探偵との契約内容によっては、たとえ写真が不鮮明でも「調査を実施した」というだけで契約は完了とされるケースもあります。
特に「時間制の定額プラン」や「調査報告書の提出=成果」と定めた契約では、クオリティの保証までは含まれていないことが多いんです。
だからこそ、契約前に「どの程度の証拠を目指すのか」「撮影失敗時の補償はあるのか」を、きちんと確認しておくことが大切です。
トラブル回避のための事前チェックポイント
以下の3つを契約前に確認しておくと、撮影不良時のトラブルを減らすことができます。
① 撮影ミス時の対応ルールがあるか?
事前に「証拠が撮れなかったらどうなるか」を明記している探偵社は信頼度が高いです。契約書や口頭説明で確認しましょう。
② サンプル報告書の画質や質を確認
どの程度の写真クオリティが期待できるかを、事前にサンプルで見ておくとイメージが湧きます。
③ 成果報酬型プランの有無
証拠が撮れた場合にだけ料金が発生する「成果報酬型」を選ぶことで、撮影失敗時のリスクを下げることができます。
まとめ:ミスが起きたときこそ“本当の対応力”が試される
探偵の撮影不良が起きたとき、真摯に説明し、誠実に対応してくれるかどうかは、その探偵社が信頼できるかどうかの大きな判断材料です。
写真のミスは完全に防げるものではありませんが、事前の契約確認と、万が一の対応体制をチェックしておくことで、あなたのリスクはグッと減らせます。
もし不安があるなら、複数の探偵社に見積もりを取り、「撮影失敗時の対応はどうなっていますか?」と直接聞いてみてくださいね。それだけで対応の差がはっきり見えてくるはずです。