浮気調査を依頼したとき、最後にもらう調査レポートがどんな内容なのか、正直イメージしづらいですよね。
「ちゃんと証拠になるの?」「文字だけだったら意味ないのでは?」と不安に思っているあなたにとって、調査報告書の中身はかなり重要なチェックポイントだと思います。
実際、探偵社によってレポートの作り方は異なりますが、一定の“基本構成”があるので、それを知っておくだけで安心感がまったく違ってきますよ。
探偵の調査レポートとは?
調査報告書(レポート)とは、探偵が実際に行った調査内容とその結果をまとめた正式な文書です。
あなたが浮気や素行調査などを依頼したあと、証拠の有無にかかわらず、調査の最終日にこのレポートが提出されます。
この書類は「あなたが事実を知るため」だけでなく、「裁判や示談交渉で証拠として使う」ことも想定して作られるものです。
基本的なレポートの構成例
1. 表紙・調査概要ページ
最初のページには、調査対象者の氏名・年齢・住所、調査を依頼した理由(例:浮気の疑い)などが簡潔にまとめられています。
調査の依頼主(あなた)の名前や、探偵社の情報、調査期間・日数・時間帯などもここで確認できます。
2. 調査日時・場所の記録
「いつ、どこで、どのような調査を行ったのか」を時系列で詳細に記録したセクションです。
たとえば、「2025年6月3日(火)16:00~22:30 自宅前にて張り込み」など、1日の流れが具体的に示されます。
3. 行動記録(文章)
ここがレポートの中心部分です。調査対象者が何時にどこへ向かい、誰と会い、何をしていたのかを、逐一文章で記録します。
「18:45 対象者が自宅から出る→19:05 駅にて20代後半の女性と接触→その後、2人で飲食店に入店」などのように、無駄なく、正確に記述されています。
4. 写真・画像資料
文章だけではなく、撮影された写真や画像資料も豊富に添付されます。
日時入りで連続撮影された写真が、文章の裏づけとして掲載されるのが一般的です。
たとえば「ホテルに2人で入っていく様子」や「手をつないで歩く姿」など、裁判でも有効な“決定的な場面”が収められていることもあります。
5. 分析・総括ページ
調査全体のまとめページです。対象者の行動の傾向や、浮気の有無についての見解が、探偵の立場から簡潔に記載されます。
「3日間の調査中、対象者はすべての夜間に女性と会っていたため、継続的な関係があると判断できる」といった分析がここに含まれます。
6. 裁判対応の補足資料(必要に応じて)
離婚調停や慰謝料請求を視野に入れている場合は、写真の原本データ・日時情報付きの画像ファイル・調査員の陳述書などが添付されることもあります。
このあたりは、依頼時の契約内容やオプションで変わるので、事前に確認しておくと安心です。
レポートはどんな形式で渡されるの?
多くの探偵事務所では、報告書を「紙の冊子」としてまとめた上で、「データ形式(PDFなど)」でも渡してくれます。
中には、写真や動画データをUSBやクラウドで共有してくれるところもありますよ。
なお、浮気の証拠となる写真は、スマホで確認できるようにしておくと、弁護士や調停員に見せるときに便利です。
レポートの受け取り前に確認すべきこと
報告書を受け取る前に、次の3点を探偵社に確認しておくとトラブル回避につながります。
- 写真・動画のデータはもらえるか?
- 裁判用に提出できるフォーマットか?
- 記録は調査日ごとにまとまっているか?
もしこれらに対応していない探偵社であれば、証拠として不十分な可能性もあるので、依頼前にチェックしておきたいポイントです。
まとめ:調査レポートは「証拠力のある日記」のようなもの
探偵の調査レポートは、単なる記録ではなく、あなたの疑いや不安を“確かな証拠”に変えるための大切な資料です。
レポートは、写真と文章の両方で対象者の行動を明確に示す構成になっていて、浮気の有無をはっきり確認できる内容になっています。
もし報告書の書き方に不安がある場合は、実際のサンプルを見せてもらえる探偵事務所を選ぶのも一つの手です。
探偵選びはもちろんですが、最終的に何を“手元に残せるか”を知っておくことが、後悔しない依頼の第一歩ですよ。