探偵に調査を依頼するとき、「本当にこの料金で妥当なの?」「他の事務所のほうが安いかも…」と不安になるのは当然のことです。実際、同じ調査内容でも探偵事務所ごとに数万円~十万円単位で料金が違うことも少なくありません。だからこそ、複数社から見積りを取って比較することが非常に重要なんです。
でも、「どうやって比較すればいいの?」「何を聞けばいいのか分からない…」という方も多いはず。ここでは、あなたが後悔しないためにやっておくべき見積り比較の方法を、わかりやすくお伝えします。
まずは2~3社に絞って問い合わせるのが鉄則
見積り比較は、闇雲にたくさん問い合わせても意味がありません。むしろ、情報が多すぎて混乱してしまいます。最初は評判のよい探偵事務所を2~3社に絞って連絡するのがおすすめです。
選ぶ基準としては、「探偵業届出証明番号を持っているか」「料金体系が明示されているか」「実績があるか」「口コミの評価はどうか」などをチェックしておくと安心です。
「無料相談」で丁寧に情報を伝える
ほとんどの探偵事務所は無料相談を受け付けており、電話・メール・LINEなどで気軽にやり取りできます。このとき、あなたの状況や希望をなるべく具体的に伝えることが、正確な見積もりにつながるコツです。
たとえば浮気調査なら、「相手の行動が怪しい曜日」「会っている可能性のある時間帯」「対象者の移動手段」などを伝えることで、調査の時間や調査員の人数を正確に見積もってもらえます。
見積りでは「含まれている項目」に注目する
見積りを比較する際に一番大事なのは、「総額」よりも何が含まれていて、何が別料金なのかを確認することです。チェックすべきポイントは以下の通りです。
- 調査員の人数と時間(例:2名×20時間)
- 車両費や交通費の有無
- 調査報告書の作成料が含まれているか
- 機材使用料(GPS・カメラなど)は別途か
- 成功報酬の仕組みと条件の有無
- キャンセル料・解約時の返金条件
見積り額が安く見えても、調査終了後に高額な追加費用が発生する場合もあるので、あらかじめ「これは全部込みですか?」と確認しておきましょう。
パック制と時間制の違いをしっかり把握する
探偵の料金プランには、時間制(1時間いくら)とパック制(時間+人数込みの定額)があり、それぞれ特徴が異なります。
- 時間制は柔軟だが、長引くと高くなりやすい
- パック制は費用が明確で予算管理がしやすいが、使い切れなかった場合の返金条件を確認する必要がある
どちらが自分の依頼内容に合っているかを判断し、各社のプラン内容を比べましょう。
曖昧な説明をする探偵事務所は避ける
見積りを取ったときに、「うちは一律この金額です」とざっくり答えるだけだったり、質問に対してはぐらかすような対応をする探偵事務所は要注意です。後から追加請求されるリスクが高いです。
信頼できる事務所は、あなたの話をじっくり聞き、費用の内訳や契約内容を丁寧に説明してくれるはずです。説明が明瞭で、こちらの不安にも誠実に向き合ってくれる探偵を選びましょう。
見積りの比較表を自分で作って整理する
探偵事務所ごとの料金や条件を比較する際は、簡単な比較表を作っておくと非常に便利です。以下のような項目で、手書きやエクセルなどにまとめてみてください。
項目 | A社 | B社 | C社 |
---|---|---|---|
総額見積り | ¥300,000 | ¥280,000 | ¥320,000 |
調査時間 | 20時間 | 15時間 | 25時間 |
調査員人数 | 2名 | 1名 | 2名 |
車両費 | 込み | 別途 | 込み |
機材使用料 | 込み | 込み | 別途 |
成功報酬 | あり | なし | あり(条件付き) |
キャンセル料 | 契約前無料 | あり | 契約前無料 |
その他特徴 | 報告書が高品質 | 料金が安め | 口コミ評価が高い |
このように視覚化すれば、どの事務所が最もコスパが良いかが一目で分かるようになります。
まとめ:見積りを比較することで「信頼できる探偵」が見えてくる
探偵に依頼する前に見積りを比較することで、無駄な費用を抑えられるだけでなく、本当に信頼できる探偵かどうかを見極める重要な判断材料になります。
以下のステップをしっかり踏んで、安心して依頼できる探偵を選びましょう。
- 評判のいい事務所を2~3社に絞って問い合わせる
- 無料相談で状況を具体的に伝える
- 含まれる費用・含まれない費用を丁寧に確認する
- 時間制とパック制の違いを理解する
- 比較表を作って客観的に比較する
「費用だけでなく、対応の誠実さも比較する」ことが、探偵選びの最大のポイントです。冷静に比較して、納得できる形で調査をスタートさせましょう。