「探偵が撮影する証拠って、本当にハッキリ写ってるの?」——そう思っているあなたへ。浮気や素行調査などで探偵に依頼する際、最終的に頼りになるのは**写真や動画などの“動かぬ証拠”**ですよね。
でも、実際どのくらいのクオリティで撮ってくれるのか、気になりませんか?ぼやけた映像や遠くからの写真では、裁判で通用しない可能性もあります。ここでは、探偵が提供する証拠のクオリティと、それを見極めるポイントをわかりやすく解説します。
高性能な撮影機材を使っている探偵が多数
今どきの探偵事務所は、市販では入手しにくい高性能な望遠カメラや暗視カメラ、4K対応のビデオカメラなどを使用しています。特に浮気調査や行動調査では、対象者がどこで誰と、どんな行動をしていたかを時間・場所・人物がはっきりわかるように撮影する必要があります。
例えば、以下のような撮影状況が一般的です。
- 対象者がホテルに入る瞬間をズームで顔まで撮影
- ラブホテルの看板と人物が一緒に映る構図
- 暗い駐車場でも顔が見えるように赤外線カメラで撮影
- 飲食店内で隠し撮りする際も手ブレを抑えた映像で記録
画質が荒かったり、決定的なシーンを押さえていなければ証拠として弱くなってしまうため、クオリティは非常に重視されています。
「写真」と「動画」の両方を提供してくれるのが一般的
多くの探偵事務所では、写真だけでなく動画もセットで提供してくれます。動画には、対象者の動きや周囲の状況が記録されているため、写真よりも説得力があります。
ただし、動画の提出形式はMP4やDVDなど、事務所によって異なるので、事前に確認しておくと安心です。最近ではUSBやクラウドでの納品も増えています。
写真に関しては、報告書にプリントされて提出されることが一般的で、重要なシーンは時刻や撮影場所の記録付きでまとめられます。この報告書がそのまま裁判資料になることもあるので、証拠能力の高い写真が求められるんです。
クオリティは事務所によって差があるので注意!
注意したいのは、すべての探偵が高クオリティな証拠を撮れるとは限らないという点です。格安料金をうたう事務所の中には、古い機材を使っていたり、調査員のスキルが低いところもあります。
そこでおすすめなのが、契約前に過去のサンプル写真や報告書の一部を見せてもらうことです。「これが実際の証拠レベルです」と確認させてくれる誠実な事務所なら、安心して任せられます。
さらに、口コミや評判サイトで「写真が不鮮明だった」「証拠にならなかった」といった声が多い事務所は、避けた方が無難です。証拠のクオリティ=探偵事務所の技術力と言っても過言ではありません。
裁判でも通用するクオリティかどうかが重要
最終的に証拠が使われるのは、裁判や示談交渉の場です。たとえば、離婚や慰謝料請求の裁判では、写真が「誰」で「どこ」で「何をしているのか」が第三者にもはっきり伝わる必要があります。
具体的には、以下のような写真が求められます。
- 顔がしっかり映っている
- 看板や建物の名称で場所が明確にわかる
- 時刻や日付の記録がある
このような写真・動画であれば、弁護士も「これなら証拠として十分」と判断してくれるはずです。つまり、裁判で勝つためには証拠の“見せ方”も非常に大事なんです。
まとめ:証拠のクオリティは「契約前の確認」がカギ
探偵が撮影する証拠の写真や動画は、基本的に高性能機材を使った高画質なものが多いですが、事務所によってその差は大きいです。
だからこそ、契約前にサンプルを確認したり、報告書の構成を見せてもらったりすることがとても大切です。あなたが納得できる証拠を手に入れるためにも、「安さ」より「確実さ」で探偵事務所を選んでくださいね。