探偵に調査を依頼する上で、「証拠としての写真や映像って、どうやって受け取れるの?」「本当に信頼できる形で提供されるの?」という点はとても気になりますよね。
証拠が曖昧だったり不鮮明だったら、せっかく高いお金を払っても意味がなくなってしまいます。
結論から言えば、探偵が撮影した証拠は「報告書」という形でまとめられ、写真付き・時間記録付きで詳細に提供されるのが一般的です。
基本は「調査報告書」に写真や映像が添付される形式
調査が終わると、探偵は証拠となる写真や映像を、文章と一緒に「調査報告書」として提出してくれます。
この報告書には、以下のような内容がまとめられているのが一般的です。
- 調査日時(何月何日・何時から何時まで)
- 対象者の行動記録(どこに向かい、誰と会い、どのような行動を取ったか)
- 各行動の証拠写真(時間入りの画像)
- 映像データの要約やキャプチャ画像
- 調査員による所見・考察
この形式の報告書は、裁判資料としても通用するように構成されている場合が多く、証拠能力も意識して作られています。
写真は「時間・場所・行動の3要素」が明確なものが基本
探偵が撮影した写真は、ただ対象者を写しただけのものではなく、「どこで・いつ・何をしていたか」が明確に分かるように撮影されています。
たとえば、ラブホテルへの出入りを確認する写真であれば、
- 対象者と異性が一緒に歩いてホテルへ入る瞬間
- 同じ2人が数時間後にホテルから出てくる様子
- 時刻やホテルの看板が写り込んでいるもの
など、「ストーリーとして証拠価値がある」ような流れで撮影・編集されています。
写真は印刷・デジタル両方で提供されることも
写真付き報告書は、冊子状に印刷して紙媒体で渡してくれる事務所もあれば、PDF形式でメールやUSBにて提供してくれる探偵事務所もあります。
多くの場合、「印刷版+データ版(PDF・JPEG)」の両方をセットで受け取れるのが標準的です。
また、証拠動画がある場合には、DVDやUSBメモリに収録して渡されるケースが多く、必要であれば編集ソフトでモザイクを入れるなどの配慮をしてくれることもあります。
映像の証拠は裁判でも有効?
はい、探偵が撮影した映像や写真は、裁判において有効な証拠となる可能性が十分にあります。
特に不貞行為の証拠として使用する場合、ラブホテルの出入りや親密な接触の様子が明確に確認できるものであれば、浮気の事実を立証する強い材料になります。
ただし、1枚の写真だけでは弱い場合もあるので、一連の行動が継続的に記録されているかどうかが重要です。
証拠の受け取りで確認しておくべきポイント
契約前に、以下のような点を探偵にしっかり確認しておくと安心です。
- 写真はカラー?白黒?時間スタンプ入り?
- 映像はDVDやUSBで提供?再生できる形式か?
- 報告書の納期はどれくらい?
- 写真のデータはあとからもらえる?
- 第三者に見られないよう、渡し方に配慮はある?
探偵が証拠の取り扱いにどれだけ慎重かを見ることで、その事務所の信頼度もわかります。
まとめ:証拠は「見やすく・使いやすく・信頼できる形」で提供される
探偵が撮影した証拠写真や映像は、報告書にまとめられたうえで、紙・デジタル形式で提供されるのが一般的です。
そして、それらはあなた自身が確認しやすく、かつ弁護士や裁判所に提出できるレベルで構成されていることがほとんどです。
証拠は、調査の成果そのものです。だからこそ、どんな形で、どんな内容で渡されるのかを事前にしっかり確認して、納得のいく探偵選びをしてくださいね。