「車両費や諸経費って、見積もりに入ってるけど、これってどれくらいが普通なの?」
探偵に依頼しようと見積もりを取ったとき、「調査費」とは別にかかる車両費や諸経費の項目に戸惑うあなたは、決して少なくありません。
調査費が分かりやすいだけに、それ以外の“追加っぽい費用”に不安を感じるのは当然のこと。
ここでは、探偵業界で一般的な車両費や諸経費の目安と、注意すべきポイントを丁寧に解説します。
車両費の相場は「1日5,000円~15,000円程度」
まず、車両費とは、調査に使う車の使用料・燃料費・維持費などが含まれたものです。
多くの探偵社では、車両費を以下のような形で請求しています。
- 1台1日あたり:5,000円~15,000円前後
- 高速道路を使用した場合は別途ETC料金を実費請求
例えば、対象者の移動が車中心だったり、調査地域が郊外だったりする場合には、車両が2台以上使われるケースもあります。
その場合は**×台数分で加算**されるので、事前に「何台使用するか」「車両費は1日いくらか」を必ず確認しておきましょう。
諸経費の内訳は探偵社によって違う
次に、諸経費とは、調査活動に伴う細かい費用の総称です。
明確な定義がないため、探偵社によって内容や金額が大きく異なります。
よく含まれるものとしては、
- 交通費(電車・タクシーなど)
- 宿泊費(遠方調査時)
- 飲食費(張り込み中の最低限の支出)
- 機材使用料(高性能カメラや特殊機材など)
- 報告書作成費(印刷・編集・ファイル代など)
があり、それぞれ実費請求されるか、あらかじめパックに含まれているかによって変わります。
諸経費の目安としては、
- 1日あたり5,000円~10,000円前後が一般的
- 都市部や遠方調査になると10,000円を超えることも珍しくない
明細が不透明な場合は、「具体的に何に使われるのか」まで細かく聞いてOKです。
「車両費・諸経費込み」プランでも油断しないで
最近では、車両費や諸経費をすべて含んだパック料金を採用する探偵社も増えています。
たとえば、
- 「調査員2名+車両1台+諸経費すべて込みで●万円」
- 「調査時間●時間以内なら追加費用なし」
こうしたプランなら、費用の総額が見えやすくて安心ですよね。
ただし注意してほしいのは、「○○はパック外です」と後から言われるケースもあるという点です。
たとえば、
- 深夜帯の調査費用
- 突発的な宿泊や遠距離の移動
- 緊急の増員や車両追加
こういった状況になると、追加請求が発生する場合もあります。
契約前に「何がパックに含まれていて、何が別料金なのか」はしっかり確認しておきましょう。
実費精算があるかどうかは契約時に明記を
調査後になって「実費請求」で予想外の支出が発生することも少なくありません。
たとえば、
- 「ETC代」「ガソリン代」「機材のレンタル費用」などが別途請求
- 請求書に“実費”の明細がなく、ざっくりした金額だけ記載されている
こんなケースでは、後から納得しづらいトラブルに発展しがちです。
契約時には以下の点を必ず確認してください。
- 実費精算がある場合、上限はあるのか
- 精算の内訳は領収書で確認できるのか
- 追加費用が発生する可能性がある場面を事前に教えてくれるか
良心的な探偵社であれば、これらをすべて丁寧に説明してくれるはずです。
相場より高いか安いかの判断は「調査内容」とセットで見る
車両費や諸経費の価格だけを見て、「この事務所は高い・安い」と決めつけるのは危険です。
なぜなら、調査の内容や手法によって必要なコストがまったく違うからです。
- 対象者の移動が激しい → 車両+複数調査員必須
- 夜間の張り込みが長時間必要 → 宿泊や食事代もかかる
- 特殊な機材が必要 → 高性能カメラのレンタル費用が発生
つまり、「諸経費がかかる=ぼったくり」ではなく、調査の現実的なコストと照らし合わせて判断するのが正解です。
まとめ:不明な費用は、遠慮なく聞いてOK
探偵の車両費や諸経費は、
- 車両費:1台1日5,000円~15,000円程度
- 諸経費:1日あたり5,000円~10,000円が相場
といった価格感が目安です。
でも、金額そのものよりも重要なのは、「何に・いくらかかって・どこまで含まれているのか」が明確であること。
不明なまま進めてしまうと、あとで「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。
あなたの不安をきちんと受け止めて、納得いくまで説明してくれる探偵社こそ、信頼できるパートナーです。
気になることがあれば、遠慮なく質問してみてくださいね。